- リソースライブラリ
- 問題文
問題文の書き方: トップのヒント + 例

問題文の書き方: トップのヒント + 例を共有

多くの素晴らしいアイデアは、解決が必要な明確な問題から始まります。製品チームやデザイナーは解決策にすぐに飛びつきたくなるかもしれませんが、急がない方が得策です。ことわざにある通り、「木を切り倒すのに6時間与えられたら、最初の4時間は斧を研ぐことに費やす。」
解決策モードに直接入るのではなく、問題をあらゆる角度から理解するために時間をかける価値があります。そのための効果的な方法の一つは?問題文を書くことです。このガイドでは、プロセスを段階ごとに分解し、実際の例を紹介し、さらにFigJamのテンプレートがチームの立ち上げをどのように支援できるかを示します。
続きを読み、以下について学びましょう:
- 良い問題文を作るには
- 5ステップで書く方法
- 問題文を使用するタイミング
- 含むべき重要なコンポーネント
- 問題文の例とすぐに使えるテンプレート

ステップ 1: 問題を特定する
最初のステップとして、問題文を書くには、問題を特定し、データ集めを始めることが重要です。問題が発生する環境—サポート、プロダクション、その他の場所—に足を踏み入れ、実際に経験してみましょう。そこから、より深い根本原因を示している可能性がある傾向や全体的な共通テーマをデータの中から探していきます。
自分自身で問題を確認した後、その問題に最も近い立場にいる人たちに話を伺いましょう。これには、サポートチーム、異なる分野のパートナー、あるいは追加の文脈を与えてくれるデザインブリーフのような実務的なドキュメントを持つ人たちが含まれる場合があります。さらに、顧客からのフィードバックやステークホルダーへのインタビューも、問題の全体像を把握するのに役立ちます。
ステップ2: 問題の背景を把握する
次に、この問題が顧客やステークホルダー、あるいはチームの成果にどのような影響を及ぼしているかを示します。意見ではなく、観察可能な事実に焦点を当てます。明確な視点を示すことで、課題の優先度が判断しやすくなり、なぜ対応する必要があるのかを説明しやすくなります。もしプロダクトの問題によってユーザーが価値を感じられなくなっている場合、それは見過ごせないサインです。このステップは、これまでにユーザーリサーチを行った経験がある方には、馴染みがあるかもしれません。
問題の背景を把握するために、次の点を確認してみてください:
- それは評判面・金銭面・業務面でのコストを生んでいますか?
- それはより大きな問題の表面的な症状ではありませんか?
- チームはこれまでにその問題の解決を試みたことがありますか?うまくいかなかった理由は何ですか?
- 現在発生している問題について、確実に分かっていることは何ですか?

ステップ3: 根本原因を見つける
問題の背後にある「なぜ」を深掘りして、発生源を特定していきます。最初に抱いた仮説が問題理解の妨げになることもありますので、状況を学ぶにつれて見方を変えることをためらわないようにしてください。理解を再構築するたびに、根本原因に近づいていきます。
以下のテンプレートは、根本原因を明らかにし、初期の捉え方に疑問を投げかけるのに役立ちます。
- 5つの「なぜ」を活用。問題の背後にあるより深い「なぜ」を探り、根本原因に辿り着くための手法です。
- リバースブレインストーミング。問題の捉え方を変えることで、新しい解決策を見つける手法です。
- DMAIC。問題を定義し、測定し、分析し、改善し、管理するためのフレームワークです。
- マインドマップ。原因や影響、解決策を共有スペース上で整理・可視化するための手法です。
ステップ4: 理想的な結果を描写する
問題が明確になったら、成功した状態を定義します。その問題が表面的に対処されるのではなく、完全に解決された場合、何が変わるのかを考えます。短期的な対処で症状が和らぐことはありますが、根本的な問題に向き合わない限り、同じ課題が再び現れることがよくあります。
場合によっては、プロセスマップを作成することで、既存のセーフガードがどのように目標達成に役立つかを確認できます。「より良い状態」がどのようなものかを視覚化することで、次のステップで目標を形成し、解決策を導く助けになります。
ステップ 5: 解決策を提案し、その利点を示す
問題文の締めくくりとして、考えられる解決策を一つ以上提示します。いくつかの明確な選択肢を示すことで、チームやステークホルダー間で認識を揃えやすくなり、より洗練されたアイデアが生まれるきっかけにもなります。各解決策について、特に時間・コスト・チームの工数に関する利点とトレードオフを明確に示します。
思考を精査するために、次を検討してください:
- 提案した解決策が、症状だけでなく「問題そのもの」についてチームの理解を正しく反映しているかを確認します。
- 1つの解決策にとどまらず、複数の選択肢を検討します。複数の解決策が並行して進められる場合もあります。
- 解決策がもたらす即時的な効果と長期的な効果の両方を明示します。
- 想定外のリスクや見落とし、副作用がないかを検討します。
- 作業をタスクと依存関係に分解するためにクリティカルパス法を活用します。

問題文が重要な理由とは?
問題文は、チームが直面している課題について詳細を共有するために役立ちます。すぐに解決策に飛びつくのではなく、問題文を書くことで課題を振り返り、どのように対応すべきかを計画することができます。
問題文は、チームが変えるべき要因に集中できるよう、高い視点から状況を示す役割を果たします。また、マネージャーはこのトップダウンの視点を活用し、チームが解決策を検討する際の全体像を把握します。
問題文例1:サポートチケットの待ち時間
あなたは中規模SaaS企業のサポートマネージャーだと想像してください。目標は数時間以内にすべてのサポート依頼へ返信することですが、チームはその期待に応えられていません。まず、問題文を構成する要素を分解します:
- ギャップ。顧客がサポートの返信を受けるまで長時間待たされている状況です。
- 背景。数か月前に始まり、徐々に悪化しています。
- 影響。顧客満足度が低下し、チームは疲弊しています。
- 重要性。サポートは顧客維持とプロダクト体験において重要な役割を担っています。
ここまで詳細が揃ったら、問題文としてまとめることができます:
- 問題の特定。サポートチケットの対応時間が長くなっています。過去数か月で対応時間がどれほど延びたのかを追跡し、顧客に待ち時間のばらつきについて話を聞き、データを集めてください。
- 文脈に入れる。待たされて不満を抱えた顧客は、競合に乗り換える可能性があります。当初は季節的な需要増だと考えていましたが、待ち時間は改善しておらず、このままでは評判や収益に影響が出る可能性があります。
- 根本原因を見つける。最初は、需要が増加したと仮定していました。サポートチケットの数は横ばいのままですが、軽微な問題を解決するために設計されたAIサポートへのチケットが減少しています。このAIサポートの欠如により、チームの負担が大きくなっています。
- 理想的な結果を記述する。AIサポートが、より高度な問い合わせにも対応できるようになることが理想です。そうすることで、サービスチームはAIでは対応できない高度なチケットに専念できるようになります。
- 解決策を提案する。AIを改修するために開発チームをアサインするか、新しいソリューションを導入してチケット処理を任せるかを検討します。また、サポート担当者のワークフローを見直し、より直接的な顧客対応に集中できるようにすることも選択肢になります。
問題文例2: 新機能開発
あるテック企業で、ワークフロー分析プラットフォームを提供するプロジェクトマネージャーを想像してください。経営陣は、解決された課題ごとのコスト削減を見積もる機能を追加したいと考えていますが、開発に必要なリソースが足りるか不明な状況です。
- ギャップ。ペイオフ計算機を作るよう依頼されましたが、チームに十分なリソースがありません。
- 背景。問題は、機能追加のリクエストが入ったことから始まりました。
- 影響。遅延が発生すると、競合他社に先行される可能性があります。
- 重要性。この機能は差別化や成長を促進する可能性があります。
この情報をもとに問題文を作成できます:
- 問題の特定。チームには新機能を設計・実装するためのリソースが不足しています。まずは、同様のツール開発に関わったステークホルダーや従業員にインタビューし、機能追加に伴う課題や解決策を把握しましょう。
- 文脈に入れる。この機能を実装しなければ、競合に優位性を与え、ペイオフ計算機に興味のある顧客が他社製品に流れる可能性があります。
- 根本原因を見つける。チームは現在、ROI計算に必要な指標を追跡していません。また、ゼロからツールを開発する経験も不足しています。
- 理想的な結果を記述する。開発チームがプラットフォームに計算機能を追加します。この機能により、新規顧客の獲得や既存顧客の利用促進につながります。
- 解決策を提案する。開発チームが機能のフレームワークを理解し、ROI関連の指標を追跡できる仕組みを追加します。その上で、数か月以内にこの機能をプラットフォームに追加するためのプロジェクトロードマップを作成します。
問題文を使うタイミング
問題文は、課題を深く理解したりチームの認識を揃える必要がある場合に有効です。特に以下の場合に役立ちます:
- プロジェクト提案のブラッシュアップ。マネージャーはユーザーの課題を解決するためにプロジェクト提案書を作成します。問題文は提案書を支え、その目標や計画、アプローチの形成に役立ちます。
- 新機能の開発。多くのスタートアップは、長年解決されていない課題を解決することをビジネスモデルの基盤にしています。問題文は、会社のミッションやコアとなるプロダクトデザインを明確にします。
- 長期的なメリットの強調。問題文は、課題を解決したときの影響を示すフレームとなり、ステークホルダーやリソースの賛同を得るために重要です。
- チーム間のコラボレーション。共通の問題意識は、共通の目的意識を生みます。
- UXの改善。UXチームは問題文を活用してユーザーの課題を可視化し、意図的なデザインを行います。
FigJamで次の大きなアイデアを整理
付箋、無料テンプレート、リアルタイムコラボレーションを使って、解決策に取り掛かる前にチームの認識を揃えましょう。
問題文の要素とは?
ほとんどの問題文には、以下の主要な要素が含まれます:
- ギャップ: うまくいっていないこと、解決が必要な課題
- 背景: 問題がいつ、どこで発生するかの説明
- 影響: 顧客、チーム、ビジネスへの結果
- 重要性: 問題を解決することがなぜ重要か
問題文テンプレート
自分の問題文を書き始める準備はできましたか?以下の問題文テンプレートを試してみましょう。

チームの認識を揃えて、課題をより早く解決
問題文はチームに明確な共通目標を示すため、誰も方向を見失うことなく作業を進められます。FigJamは、魅力的でカスタマイズ可能なインターフェースを通じて、すべての参加者の連携を維持します。具体的には以下の通りです:
- データのサイロ化を防ぎ、FigJamの戦略的プランニングツールを活用して、意思決定を妨げることなく全員の意見を反映。
- FigJamの図解ツールでアイデアに命を吹き込み、計画をどのように実行するかを示す。
- プロジェクトをスムーズに進行させる。Figmaのデザインハンドオフツールを使えば、主要なステークホルダー間でオープンなコミュニケーションを維持しながら、プロジェクトを完了まで導けます。
FigJamを使い始める準備はできていますか?
無料でサインアップ


