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画期的な製品を作るには: マネージャーのためのガイド

大きな手に登る人大きな手に登る人

優れた製品を作るためには、明確さがすべてと言ってもいいでしょう。自分たちが何を作っているのか、なぜそれを行うのか、どのようにすればそれを達成できるのかをチームが理解していれば、優れた製品を生み出すことに集中できます。ここでは、チームが優れた製品という結果を生み出すためのサポート方法をご紹介します。

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Lennard Kok作の人物のイラスト。

マネージャーであれば、ヘッドキュレーターの役割を果たし、チームを最も有望なソリューションに導き、実現できるようサポートする必要があります(そして妨げとなりそうなものには目を向けないことです)。「つまり、顧客のジャーニーをいかにして改善し、価値を高めるかということです」とOura Ring社の成長担当副社長のManbir Sodhia氏は語ります。「その結果、ROIを向上できるなら成功と言えます」

ここでは、Sodhia氏や、Shopify、Ironclad、Work & Co、Superのエキスパートたちが語る、顧客に愛される製品を生み出すための秘訣を紹介します。

OKRではなく、顧客のためのデザインを

「製品は組織図ではありません」。これは企業の機能不全に対する究極の警告といえます。チームが顧客の実際の要望やニーズではなく、会社の組織構造を優先して製品をデザインするようになると、すべてに悪影響を与えます。

この落とし穴を避けるには、目標と主要な結果にとらわれないことです。「ローカルに最適化された目標だけに着眼して、製品要件は『空っぽ』という状況で開発を行えば、デザインは破綻するでしょう」と語るのは、Shopify社のシニアUXマネージャーのKatarina Batina氏です。多国籍コマースプラットフォームであるShopify社では、FigmaとFigJamを使ってロードマップと計画の策定が行われており、大規模な組織に対するプロジェクトの価値提案を視覚化することができます。またシニアUXマネージャーのSebastian Speier氏も、「デザインで物事を見れば、その問題が正しいか誤っているかを簡単に判断できます」と説明しています。

デジタルプロトタイプの構築は、社内の上層部からの了承を得る際にも役立ちます。「プロトタイプは、リーダーが迅速な意思決定を行うための手段になります」とSpeier氏は語ります。「仕事に透明性をもたらすだけではありません。チームメンバーは、自分のアイデアを最終状態まで検討することで、問題に対する適切なソリューションであるかを判断することができます」

顧客にも参加してもらう

デジタル契約プラットフォームIroncladの優れた製品アイデアのいくつかは、意外なことに顧客の提案によるものでした。2020年にコロナ禍が拡大したとき、Ironcladは、顧客の製品の使い方が大きく変わり、新しい方法で顧客の契約を分析する必要性に気づきました。Ironcladは10~15人の顧客を招いて円卓会議を開きました。ここで取得したインサイトは、最終的にその後18か月間のIroncladの製品ロードマップを決定付けました。この顧客の中には、構想から発売まで積極的に参加し、FigJamで設計コンセプトのレビュー、新機能のベータテストを行った人もいました。

共同創造プロセスは、良い製品を作るためにユーザーの専門知識を活用するだけではありません。市場での製品の成功の可能性を高めるために、顧客に投資してもらうことでもありました。「私たちは、常に地に足をつけて、お客様を魅了するような方法で、お客様とともに新しい製品を構築したのです」と最高製品責任者のSteven Yan氏は語っています。

アイデアが多すぎる? 自問すべき3つの重要な質問

デジタルコラボレーションツールが従来のワークフローの障壁を取り去ったことで、製品チームが「アイデアが多すぎる」という、痛しかゆい状況に直面する可能性もあります。

これは、デザインとテクノロジーを専門とする企業Work & Coでも最近、IBM Research社向け新規R&Dプラットフォーム開発プロジェクトで、このような事態が起きました。「構想を練っていたとき、プラットフォームをどうするかについて、数週間で50近くのアイデアが出ました」とデザインパートナーのCasey Sheehan氏は語ります。「お客様に50ものアイデアを持ち込むことはできません」

良いアイデアを生み出すのは簡単ですが、アイデアを製品化できるかがもっと重要です。
Work & Co社デザインパートナー、Casey Sheehan氏

そこでSheehan氏は、膨大な選択肢を検討する際に必ず尋ねる質問に目を向けました。「なぜそのプラットフォームを存在させる必要があるのか? それで何をする必要があるのか? どのように構築するのか?」。この質問プロセスによって、チームの思考が現実から離れることを防ぐだけでなく、最終的なソリューションを、斬新かつ実用的なものとすることができます。「良いアイデアを生み出すのは簡単ですが、アイデアを製品化できるかがもっと重要です」とSheehan氏は語っています。

アイゼンハワーの思考法

目指す方向が決まったら、チームの次の大きな課題は、タスクを継続することです。ウェルネスデバイス企業のOura Ringに所属するSodhia氏は、ある大統領が提唱した戦略を活用しています。

アイゼンハワーマトリクス

アイゼンハワーマトリクスはタスク管理のためのツールで、緊急性と重要性によってタスクを整理し、優先付けすることができます。

アイゼンハワーマトリクスとしても知られるこのアクション優先付けモデルは、目標を4つの象限(大きな影響を持つもの、すぐに成果が得られるもの、割に合わないタスク、細く的なタスク)に分けてランク付けするためのフレームワークです。時間管理の達人でもあった元米国大統領ドワイト・D・アイゼンハワーにちなんで名付けられたこのツールは、チームがプロジェクトの最重要事項を優先し、無駄を省くために役立つスピーディーかつシンプルな手段です。「おそらく、決して達成できない仕事が1つはあるでしょう」とSodhia氏は言います。「2、3週間後、私はチームに尋ねます。『そもそもこれは重要なことでしたか?』と。ノーでも構いません。常識に異議を唱えてもよいのです。そうしたことでチームは健全な方向へ向かうことができます」

付箋が付けられ、AsanaタスクがリンクされたFigJam優先順位指標ファイルの画像。付箋が付けられ、AsanaタスクがリンクされたFigJam優先順位指標ファイルの画像。
優先順位を視覚化することで、チームは目標に向かって足並みをそろえ、話し合いも効率よくスムーズに行えます。

表面的な指標にとらわれない

成功とは何かという質問の答えは製品によって異なりますが、普遍的な解答が1つあります。それは、製品は真に価値あるものでなければならないということです。当たり前のことですが、意外と見失ってしまう点です。ページビューや毎日のログイン数を追っている方なら経験があるでしょう。私たちの関心は簡単に、表面的な指標、つまり製品を魅力的に思わせるデータへと逸れてしまいます。データは必ずしも企業の戦略目標にとって深い意味を持つとは限りません。

ビル管理のスタートアップ企業であるSuperでは、主要製品に関する決定はすべて、ひとつの指標に統一しています。「SaaS製品を構築するときに考えるべきことは、顧客はその製品を対価を払って利用するだろうかということです」と共同創設者のVika Kovalchuk Zamparelli氏は言います。「私たちは市場に提供している本質的な価値と結びつかない数字は追いかけません」

失敗から学ぶには、失敗を視覚化する

何らかの問題が発生したとき、Oura RingのSodhia氏はFigJamでプロジェクトの振り返りのミーティングを開きます。チームはデジタルファイルを共有しながらこれまでの成果を視覚的にたどります。そうすることで、全員が何が起こったのか、なぜ起こったのかを一目で理解することができます。「このインタラクティブなビジュアルエレメントは、リモートワークには特に役立ちます。間違いについて率直に話し合うことができるからです」とSodhia氏は語ります。視覚的な振り返りは、ある種のチームビルディングの練習としても機能し、将来のコラボレーションに備えたコミュニケーションの基礎練習にもなります。「視覚化することで、誰もが発言し、経験を伝えることができるようになります」

FigJamファイルで視覚化されたプロジェクトの振り返り。FigJamファイルで視覚化されたプロジェクトの振り返り。
共有された振り返りファイルで成果と問題点を視覚化します。

パート1では、今日の職場が直面している大きな課題に対し、マネージャーはどのようにアプローチを再構築すべきかについて説明しています。パート2では、チームの力を最大限に引き出す方法を解説しています。ぜひご一読ください。

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