機会獲得:初のプロダクトデザイン職に就くためのガイド


Figmaの新卒採用に興味がある方へ。初めてのプロダクトデザイン職に就くためのヒントと、当社が求めている人材に関するインサイトをご紹介します。
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ヒーロー画像: Thomas Colligan氏
当社では毎年、プロダクトデザインチームにインターンや新卒者を迎え入れており、単に仕事を観察するだけでなく、新進デザイナーとして積極的に製品作りに参加してもらって、私たちの活動にエネルギーや新たなアイデアを注いでもらっています。
では、Figmaの新卒採用に応募するにはどうすればいいのでしょうか。ここでは、当社が求めている人材や面接の方法など、すべての疑問にお答えします。プロダクトデザイナーを目指す方は、メモ帳を手に取り、お気に入りのプレイリストを準備して、ぜひお読みください。当社チームに参加するために必要なことを共有できるて嬉しく思うとともに、皆さんの才能や創造力をFigmaで発揮していただけることを楽しみにしています。
ポートフォリオの作成
デザインポートフォリオについては、最適なサイトビルダーや含める例の数、少し変わったペットの写真を省くべきかどうかなど、インターネットのあらゆる場所でさまざまな議論が交わされています。しかし、ポートフォリオはとてもユニークなもの。最高の作品を披露し、説得力のあるストーリーを伝え、簡単にナビゲートできるようにしてさえいれば、あとはすべてあなた次第です。以下では、あなた自身とその作品をわかりやすく表現するポートフォリオの作成方法について、アドバイスをお届けします。
最高の作品でアピールする
第一印象はポートフォリオで決まります。あなたのスキルや創造性、プロセス、インパクトを最もよく表す作品を披露しましょう。印象が強く、すべてを網羅した作品をアピールすることで、他のすべての方向性が定まります。
ヒント: どのプロジェクトをアピールに使用するかで迷っている場合は、最も自然に心に訴えかける作品を選びましょう。説得力のあるストーリーを伴う作品が有力候補です。
問題の要点、主要なマイルストーン、見識を豊富に盛り込んだ結論をわかりやすく説明できるプロジェクトを選択します。大成功したプロジェクトでなくても大丈夫。学んだことを説明し、指標を取り入れ、改善点を盛り込んだストーリーを創り上げましょう。
生成AIを担当するプロダクトデザイナー、Tammy Taabassumは、デザイン上の決定を説明することの重要性をこう強調します。「何をしたかよりも、なぜそれをしたのかが重要であることが多いです。『なぜ』こそがプロダクト思考を示すものですからね。」色、コンポーネント、スタイル、コピーのすべてに趣向が表れます。どのようなトレードオフを考慮したか、また、選択内容の長所と短所を明確に説明することで、さまざまなオプションのニュアンス、制約、影響を理解していることを示しましょう。
量より質
ポートフォリオに関しては、幅よりも深さが重要です。プロジェクトの数ではなく、作品の質とストーリーの深みに焦点を置きましょう。少数のよくできたプロジェクトの方が、内容の薄い作品を網羅したリストよりも強いインパクトを与えます。
ヒント: 自身のサイトに「Bロール」を追加するデザイナーもいます。ビジュアルを含めたアーカイブページとして使用すれば作品の幅広さを示すことができますが、メインのケーススタディとは分けておくことをお勧めします。
エンドツーエンドのプロジェクトから優れた作品を選ぶ必要はありません。Figmaのプロダクトデザイナーで、2023年夏にインターンを務めたJulia Hanはこう述べています。「プロトタイプの作成やプロダクト戦略など、特定分野での仕事を強調しても問題ありません。また、まだ完了していないプロジェクトについてもアピールすることもできます。インタビュアーの多くは、実験的なデザインや今後のビジョンを期待しています。未発表のコンセプトは、候補者のクリエイティブな思考プロセスや要件の向こう側を捉える能力について、多くのことを教えてくれるからです。」
未発表のコンセプトは、あなたのクリエイティブプロセスや要件を超えて考える能力について多くのことを明らかにする場合があるからです。
完全なストーリーを披露する
デザインの過程における特定の部分を強調するポートフォリオであっても、最初の問題提起から最終的な成果まで、一連の流れを説明する必要があります。直面した問題やデザインプロセス、主な学習内容、改善できることなどの要素を含めましょう。ここでの振り返りは、あなたの問題解決能力を示し、デザイナーとしてどのように成長できたかを示すものになります。
自身のプロジェクトの成功を評価する機会がない学生もいるでしょう。指標がないプロジェクトを主要なケーススタディとして含めたい場合でも、今後どのように成功を測定するかに関するアイデアを振り返りに含めることができます。このような対策は完璧でなくても構いません。私たちが見ているのは、戦略的に考え、アイデアを提案する能力です。
Figmaエディタを担当するプロダクトデザイナーのKelly Huは、定性的なインサイトが定量的な測定と同様に影響力を持つことを強調しています。「ストーリーテラーになりましょう! ケーススタディを共有する場合でも、ポートフォリオを提示する場合でも、インタビューの質問に答える場合でも、よく練られたストーリーはデザイン作品の価値を伝える能力を高めます。デザインに対する決定の一つ一つをつなぎ合わせ、最も得意とするスキルを示し、作品のインパクトを際立たせるストーリーを作り上げることで、インタビュアーはあなたの思考プロセスを深く理解し、あなたの考え方を垣間見ることができます。」
ストーリーテラーになりましょう! よく練られたストーリーはデザイン作品の価値を伝える能力を高めます。
作品に命を吹き込む
プロトタイプへのリンクも重要ですが、作品を見分けやすく、魅力的にするため、GIFや録画の使用を検討しましょう。実践的なスキルを示すだけでなく、閲覧者がプロジェクトをより深く理解するのに役立ち、ダイナミックで情報に富んだ、楽しいポートフォリオを作成できます。
ユーザビリティとアクセシビリティを優先する
見やすく簡単にナビゲートできるポートフォリオサイトは不可欠です。作品を見るときに、アクセスしやすいだけでなく、目に楽しく、気を散らすものがないようにしましょう。ポートフォリオが見やすければプロジェクトが際立ち、閲覧者も最も重要な作品に集中できるようになります。
すべてのリンクが正しく機能していること、画像がちゃんと読み込まれること、あらゆる画面サイズで見栄えが良いこと、行動喚起機能が分かりやすいことを、3回でも4回でも確認しましょう。
メタタグからグリッドや間隔、引用符やアポストロフィーまで、ポートフォリオやケーススタディの詳細に細心の注意を払いましょう。プロトタイプ作成に取り組むプロダクトデザイナーのChia Amisolaは、「リスクの高い個性的な演出で差別化を図るよりも、細部に注意を払う方が作品が際立ちます」と述べています。
リスクの高い個性的な演出で差別化を図るよりも、細部に注意を払う方が作品が際立ちます。
パスワード保護を利用すると、潜在的な雇用主やコラボレーターとの間に不必要な障壁を作る可能性があるため、可能な限り公開されているプロジェクトを紹介しましょう。作品をパスワードで保護する必要がある場合は、履歴書の上部にパスワードを記載するか、応募書類のどこかに明確に記載します。パスワードは名前やメールアドレスと同じくらい大切に扱いましょう。レビュアーが簡単に見つけられない場合、機会を逃す可能性があります。
ポートフォリオを新鮮に保ち進化させ続ける
あなたの成長に合わせて、ポートフォリオにも最新のスキルや経験を反映する必要があります。定期的に更新することを習慣づけましょう。
- 四半期ごとまたは半年ごとにポートフォリオを見直して更新するためのリマインダーを設定します。
- プロジェクトが完了したり、新しいスキルを習得したりしたらすぐにポートフォリオに追加しましょう。
- 新しい作品を追加する際には、古くなったものや関連性の低いものを削除して、ポートフォリオの要点を絞り、最新の状態を維持しましょう。
ポートフォリオを最新の状態に維持することで、常に新しい機会に備え、進化していくスキルや経験を正確に反映できます。
面接プロセス以外で作品を共有する
洗練されたポートフォリオの作成は不可欠ですが、作品をより気軽かつ頻繁に共有することにも価値があります。プロダクトデザイナーのKeeyen Yeoはこう述べています。「XやLinkedInなどのプラットフォームで自分の作品を公開し、頻繁に共有することが重要です。大規模で複雑なプロジェクトを作成するプレッシャーに負けず、積極的に共有しましょう。気が引ける場合は、写真を削除するためのユニークなインタラクションなど、小さなことから始め、自信がついてきたら、より大きなアイデアへと進みます。重要なのは、規模に関係なく共有すること。Figmaのチームはこれを体現しているため、1日目から成功する準備が整います。」
重要なのは、規模に関係なく共有すること。
デザインプロセスには最終製品と同等の価値があります。進行中の作業や思考プロセスを共有することで、デザイン業界で高く評価されるイテレーションやコラボレーションの能力を示すことができることを覚えておきましょう。
ポートフォリオをうまく説明する
素晴らしいポートフォリオができたら、あとは面接で効果的にプレゼンするだけ。ここからは、Figmaにおけるデザイン関連の新卒面接プロセスを簡単に紹介します。
準備が鍵
面接の前に、応募する企業と特定の役割について徹底的に調査しましょう。会社のミッション、価値観、文化を理解することで、回答を調整し、企業目標にどのように貢献できるかを示すことができます。準備を万端にすることで企業に対する純粋な関心を示し、深い考えを持った候補者という印象を残すことができます。
一般的な面接の質問を練習する
STARテクニックとは一種の面接手法であり、候補者が過去に経験した状況やタスク、行動、結果を説明することで、行動に対する質問への回答を構造化します。
デザイン関連の面接では、問題解決能力やデザイン思考を問われることが頻繁にあります。「デザインプロセスを説明してください」や「フィードバックをうまく処理した経験を教えてください」といった質問への回答を練習するだけでなく、どのような質問にも応用できるプロジェクトや例をいくつか用意しておくことが重要です。STAR (状況、タスク、行動、結果)などのフレームワークを使用して回答を構造化し、明確かつ簡潔で効果的な回答を提供できるようにしましょう。
また、質問のレベルを高めることも大切です。「チームのどんなところが好きですか?」といった表面的な質問に終始するのではなく、ワンランク上の質問を考るのです。「デザインチームの強みと、最近の成果にどのように貢献したか、具体的な例を教えてください」など、回答の内容を深め、具体的なインサイトを得られる質問をしましょう。これは、企業への関心を示すだけでなく、チームの文化や影響を明確に理解するの上でも役立ちます。
深く掘り下げる準備をする
重要な意思決定を行った理由など、プロジェクトに関する特定の情報や意思決定プロセスについて話し合う準備をしましょう。面接官がどういった意思決定に興味を示し、深く理解したいと思うかを予測することは難しいため、友達やクラスメートとのカジュアルなセッションや模擬面接を行っておくと非常に役立ちます。作成したケーススタディを知り合いに送り、プロセスについて具体的な質問をしてもらいましょう。面接で話す体験談のどの部分をより工夫すべきか理解するのに役立ちます。

テンプレート、実例、新人デザイナー向けのインサイトを含むOliver Engelのインタビューキットを使って、今後のデザイン関連の面接に備えましょう。
ソフトスキルを披露
技術的なスキルも重要ですが、コミュニケーションスキルやチームワーク、問題解決能力も軽視できません。こういったソフトスキルは、コラボレーションが活発な環境において非常に重要です。面接中は、他の候補と効果的にコラボレーションを行う能力や意見の対立を解消する能力、課題を乗り切る能力を披露する機会を探りましょう。こういったスキルを示すことで、自分が有能なデザイナーであり、変化の多い職場環境で活躍できる優れたチームプレーヤーであることを証明できます。
すべてを集約する
初のプロダクトデザインやインターンシップには不安も多いと思いますが、誰もが通って来た道のりです。自分だけが持つフレッシュな視点とストーリーを反映させることを忘れずに。重要なのは、自分のストーリーのオリジナルな部分を強調し、作品に自信を持つことです。プロセスを進めていくうちに自然と自信がつくでしょう。
参加する準備はできましたか?
Figmaの新卒採用は通常、秋に開始され、翌年から始まる夏のインターンシップとフルタイムの職種を対象としています。当社の 採用情報ページをチェックし、LinkedInでフォローして、最新の求人情報をご覧ください。皆さんの作品を見るのを楽しみにしています。ご健闘をお祈りします。












