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Netflixが取り組む、高度なユーザージャーニーマッピング

ユーザージャーニーのマッピングは、時間のかかる非常に細かい作業です。Netflixのグロースプロダクトデザイナーとして複数のプラットフォームの業務に携わるEmily Loper氏は、最近あるプロジェクトに数か月を費やしました。まずプロジェクトがNetflix会員とNetflix社内チームの両方にどのような影響を与えるかを入念に分析し、複雑な相互関係を整理する必要がありました。しかし、この作業はすぐに混沌とした状態に陥る可能性がありました。新規の複雑なプロジェクトの要件定義は、初期の段階において特に困難を極めます。そこでLoper氏が採用したのはFigJamでした。

1. 効率的な作業

Loper氏は、複雑なユーザーフローの構築に精通しており、世の中に出回っている数多くのツールはほぼすべて使用したことがありました。また、相関図が複雑になるため、デザインはすべて同じ環境で行いたいと考えていました。最初にFigma単独で作図を進めたところ、思ったようなペースで進めることができませんでした。そこでプロジェクトの1つをFigJamに移したところ、作業が順調に進み始めました。FigJamに組み込まれたシェイプとコネクターを使い、デザイングリッドに簡単にスナップできただけでなく、依存関係を見失うことなくキャンバス上でボックスを移動する細かい作業を簡単に行うことができました。

Netflixのカスタマージャーニーマップをズームアウトした図Netflixのカスタマージャーニーマップをズームアウトした図

2. プロセスの周知

このプロジェクトでLoper氏が描いたユーザーフローは、Netflixの組織全体に影響を与えるものでした。エンジニアリングから法務やデータサイエンスにいたるまで、すべてのステークホルダーにプロセスを説明するのは難しいため、Loper氏はFigJamファイルの冒頭にデザインプロセスの概略図を作成しました。概略図は直感的に表現されており、プロジェクトの進行状況とその時点でどのチームの入力が必要かを明確に示していました。この進捗レポートを通じてステークホルダーにプロジェクトの進捗状況を伝え、数カ月にわたる複雑なプロセスにおける相互の依存関係を整理し、コミュニケーションを合理化しました。

NetflixカスタマージャーニーマップのスクリーンショットNetflixカスタマージャーニーマップのスクリーンショット

3. キーのフォロー

ユーザージャーニーマップでは、20以上のユーザーフローを詳しく調査し、そのすべてを1つのFigJamファイルにまとめました。1つのプロジェクトに多くのステークホルダーが関与していて複雑化しているため、ユーザージャーニーのすべてのポイントを明確に伝えることが重要でした。そこで、すべてを整理するために、Loper氏はフロー図にわかりやすいキーを作成しました。このキーは色分け、図形化されているため、さまざまなチームがジャーニーマップの複雑な構造を解読して、すぐに内容を把握できました。

Netflixカスタマージャーニーマップのナビゲートに使用するキーのスクリーンショットNetflixカスタマージャーニーマップのナビゲートに使用するキーのスクリーンショット