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KakaoBank、Figmaを活用してデザイン提供を30%高速化

読了時間: 5分

要約: 韓国のインターネット銀行業界の先駆者であるKakaoBankは、デザイン中心の戦略を通じて金融体験を再定義しています。金融サービスを顧客の日常生活でより簡単にアクセスできるようにするために、KakaoBankのデザインチームはこの変革を推進する重要な役割を果たしています。

Figmaを活用することで、チームはデザインからプロトタイプまでアイデアを迅速に形にできます。Figmaのデザインシステムの採用により、デザインプロセスの効率が30%向上し、Figma Enterpriseを使用することで専用のワークスペースによってセキュリティを強化し、ワークフローを合理化しました。これらの改善により、コラボレーションが強化されただけでなく、商品ローンチのタイムラインも大幅に加速されました。

2017年に設立されたKakaoBankは、韓国を代表するデジタル専業銀行で、モバイルプラットフォーム上で多様な金融サービスを提供しています。銀行業務を超えて、KakaoBankはユーザーの日常生活にシームレスに統合するライフスタイルプラットフォームを目指しています。金融体験を継続的に革新することで、同行はサービスをよりシンプルでアクセスしやすくし、ユーザーがより頻繁に、かつ簡単に金融ソリューションに関われるようにしています。

KakaoBankの画像KakaoBankの画像
KakaoBankのプロダクトイメージ

デザイン中心の成長戦略が成功の鍵

開業以来、KakaoBankは革新的なユーザーエクスペリエンス(UX)で注目を集めており、Kakaoブランドを代表する人気のKakaoフレンズキャラクターを活用しています。KakaoBankは銀行の従来のイメージを再定義することで、金融サービスの新時代の道を開きました。この変革の中心には、デザイン主導の成長戦略とデザインチームの卓越した貢献があります。KakaoBankのデザインチームは、金融業界に関連付けられがちな堅苦しくて形式ばった認識から脱却する上で、重要な役割を果たしています。チームは、使いやすく身近なエクスペリエンスをユーザーに提供することに重点を置いています。そうすることで、顧客が銀行サービスをどのように捉え、関わるかを再定義することに成功しました。

KakaoBankのデザインチームは、プロダクトデザイナー、ブランドデザイナー、グラフィックデザイナー、コミュニケーションデザイナーで構成されています。これらのメンバーが協力して、UI/UXデザインからブランディングやマーケティングの取り組みに至るまで、組織全体のデザイン関連のタスクを管理しています。この包括的なアプローチにより、KakaoBankのアイデンティティとユーザーフォーカスの理念が、あらゆる接点でシームレスに連携します。Figmaは、KakaoBankのデザインチームにとってなくてはならないパートナーとなり、同行のアイデアの実現を支援しています。チーム間の効率的なコミュニケーションとコラボレーションを促進することで、Figmaは複雑なデザインの課題を解決する最適なツールであることを証明しています。

デザインからプロトタイプまで、Figmaを活用した迅速な検証

KakaoBankのデザインチームは、Figmaを活用して複雑な金融体験の世界を革新しました。プロダクト開発中、デザインチームは影響力のあるサービスコンセプトと、複雑な金融コンセプトを簡素化するシームレスなユーザーフローの作成に多大な努力を投じます。その好例が、「1ヶ月積金」で、2023年にリリースされたこの商品は、記録的なスピードで100万ユーザーを突破しました。

このアイデアを実現するために、チームは楽しくて没入感のあるエレベーターコンセプトをデザインしました。それは、ユーザーが1日ごとに貯蓄し、ひと月を通じて1階から31階へ進んでいくというものです。Figmaを使用して、デザインチームはこのアイデアを誰もが簡単に理解できる形で視覚化しました。プロセスを振り返りながら、デザインチームリードのSeung-Hwan Lee氏は次のように述べています。「Figmaは31階すべてを視覚化するのに最適なツールでした。Figmaの無限のキャンバスが、1つの画面ですべてのアイデアを探求することを可能にしてくれました」

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KakaoBankの1ヶ月積金

Figmaはさらに、デザインの共有を簡単にしました。「以前は、開発チームにデザインを引き継ぐために追加のツールやプロセスが必要で、それは面倒でした。今では、Figmaをインストールしなくても、適切な権限を持つ人が最終デザインを単一リンクで閲覧できるようになりました」と、Lee氏は説明しています。Figmaでは、複数のコラボレーターが単一ファイルでリアルタイムのフィードバックを提供できます。これにより、KakaoBankのデザインチーム内のコミュニケーションが変革し、デザインプロセスが加速し、全員が共通の目標に向かって認識を揃えることが可能になりました。

KakaoBankでは、デザインは「シンプルであること」、「強烈であること」、「ミニマルであること」、「綿密であること」、「魅力的であること」の5つの原則に従います。これらの原則のもとで作業する際、デザインの初期段階からプロトタイプ作成まで、Figmaはアイデアの迅速な検証において重要な役割を果たします。

KakaoBank、デザインチームリード、Seung-Hwan Lee氏

Figmaのプロトタイプ作成機能は同様に極めて重要であると証明されました。プロトタイプは、サービスフローのデザインと最終的な詳細の精緻化において重要な役割を果たします。KakaoBankは、2024年に開催されたSave Race慈善マラソンを含め、ほぼすべての新商品にプロトタイプを使用しています。主要なビジュアルやプロモーション素材の開発からイベント用アートワークの作成まで、Figmaのプロトタイプ作成ツールにより、デザイナー、開発者、マーケターがシームレスにアイデアを共有しました。これによりチームのコラボレーションが促進し、デザインの説得力が向上しました。

Figmaのデザインシステムでデザイン作業効率が30%向上

制約とセキュリティが重要な金融業界では、KakaoBankはプロダクト開発中に複数の要因を慎重に評価しなければなりません。効率的なデザインプロセスを維持し、問題に迅速に対応することが不可欠です。しかし、コラボレーションワークフロー中には、アプリデザインの一貫性の欠如などの非効率性が見られました。

これらの制限を克服するために、チームはFigmaのデザインシステムを採用しました。当初の目標は、UI/UXを標準化し、プロダクトの一貫性を確保することで、効率を向上させることでした。時間が経つにつれ、プロダクト作成者が直面する課題に効果的に対応できるように、デザインとシステムガイドの作成にも力を入れるようになりました。このアプローチの変化のポジティブな影響は、チームのフィードバックにも表れています。

デザインチームリードのSeung-Hwan Lee氏は次のように語ります。「今では他部門の同僚からも、デザインシステムを使用したいというリクエストが多く寄せられます。デザイン要素を組み合わせて新しいデザインをすばやく作成することで、従業員の生産性が大幅に向上し、効率が30%向上しました。Figmaのデザインシステムのおかげで、顧客はこれまで以上に便利で優れたサービスをより迅速に享受できるようになりました」

Lee氏は別の利点も強調しています。「新しいチームメンバーが参加するとき、デザインシステムはメンバーに責任を速やかに自覚させ、オンボーディングプロセスを加速させるのに役立ちます」

今日、KakaoBankのデザインチームは、ガイドラインやコンポーネントを提供するツールとしてだけでなく、クリエイティブに考え、迅速に問題を解決する力をプロダクト作成者に与えるプラットフォームとしてデザインシステムを使用しています。Lee氏は次のように強調しています。「デザインシステムのおかげで、他のチームとのアイデア交換に費やす時間が減り、より良いサービスを開発するために多くの時間を割くことができるようになりました。Figmaのデザインシステムのおかげで、私たちのコラボレーションは本当に変わりました」

エンタープライズプラン: 強化されたセキュリティと専用ワークスペースで効率を向上

KakaoBankがFigmaを選んだ理由は、単にデザインのためだけではありません。金融機関として、セキュリティは非常に重要であり、KakaoBankは機密情報の保護に特に重点を置いています。このニーズに応えるため、同行は拡張セキュリティ機能を備えたFigmaのエンタープライズプランを導入しました。これには、データ暗号化、二要素認証、オンデマンドのクラウド環境などが含まれ、安全なデータ管理が保証されます。

KakaoBankのデザインチームリードを務めるSeung-Hwan Lee氏は次のように述べています。「Figmaは共有とコラボレーションのために作られたツールですが、当行の厳しいセキュリティ基準も満たしています。例えば、外部ユーザーのアクセスを制限する機能や、APIを通じてKakaoBankの内部モニタリングツールとアクティビティログを統合する機能が、当行の厳しいセキュリティ要件を満たすのに役立ちました」

KakaoBankのステッカー、コンポーネント、概要デザインガイドKakaoBankのステッカー、コンポーネント、概要デザインガイド
KakaoBankのデザインガイド

エンタープライズプランのメリットは、セキュリティの他にもあります。デザインチーム内の多様な役割を踏まえると、ファイルの効果的な管理は極めて重要です。Figmaの専用ワークスペース機能により、チームはデザインシステム、UI、グラフィック、ブランディング、プロモーション、個人のテストスペースといった分野ごとにファイルを系統的に整理できるようになりました。この構造により、業務の効率は大幅に向上しました。さらに、プロダクトやプロモーション作業をテンプレート化する能力により、コラボレーションを伴うプロジェクトで迅速な対応が可能になりました。

Figmaは出勤時に開く最初のツールです。他の部門の同僚、プランナーや開発者とともに使用する優れた製品開発ツールでもあります。

KakaoBank、デザインチームリード、Seung-Hwan Lee氏

最近、KakaoBankのデザインチームは、Figmaを活用してブランドアイデンティティガイドラインを再定義し、全体に共有しました。デザインチームはまた、銀行のデザイン戦略に沿ったさまざまな成果物を制作し、KakaoBankブランドのユーザーの認識を形成する上で重要な役割を果たしました。

では、KakaoBankの革新を推進するデザインチームにとって、Figmaは何を意味するのでしょうか。Lee氏は次のように説明します。「Figmaは出勤時に開く最初のツールです。チームはこのプラットフォームに非常に満足しています。また、他の部門の同僚、プランナーや開発者とともにリアルタイムでコラボレーションを行うための優れた製品開発ツールでもあります」

Lee氏はさらに次のように言います。「Figmaは最も信頼できるパートナーであり、KakaoBankの活力に満ちた創造的なチームが、時間を無駄にせずにアイデアを実現することを可能にしてくれます」。同氏の反応は、革新と効率を実現するツールとしてのFigmaに対するチームの強い信頼を示しています。

KakaoBankについて

業種: 金融サービス

所在地: 韓国

顧客数: 2,490万人

ビジネス上の課題: チームコラボレーションの向上、デザイン効率の改善、デザインシステムを通じたプロダクトの一貫性の確保とセキュリティの強化

製品: Figma Design、Figma エンタープライズプラン

Figmaのデザインシステム機能の詳細はこちら

Figmaを活用してデザインの規模を拡大するには

優れたデザインは、製品やブランドを差別化する可能性を秘めています。しかし、偉大なものは一人では作れません。Figmaは、製品チームを迅速かつ包括的なデザインワークフローで結びつけます。

企業がFigmaを活用してデザインの規模を拡大する方法の詳細については、当社までお問合せください。

Figmaの主な特長:

  • デザインのアイデア出しから、作成、構築までデザインプロセスにおけるすべてのステップを1カ所に集約
  • 全社共有のデザインシステムでデザインワークフローを加速
  • Webベースでアクセスしやすく、使い勝手に優れた製品で、製品チームのプロセスにおける包括性を促進

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